陰の章 若返るために


9 毎日続けていく

 
 そしてこの「静のトレーニング」は、少ない時間でも毎日続けていくことが望ましいのです。なぜなら、「赤い筋肉」は、鍛えてもあまり目立ちませんし、本当に鍛えられているのかどうかわかりませんが、しばらく休むと、赤筋の筋繊維は「減数」していきます。

 若い人でも、長い間病気で寝たきりの生活をした人は、足が細くなってしまい、歩くことが難しくなっています。まして老人は、膝や腰を痛めてしばらく寝たきりになると、立つことさえできなくなってしまうこともあります。それは、この「赤筋」が「減数」して弱ってしまったためです。

 毎日のトレーニングは、確実に、体を変えていきます。「静のトレーニング」を始めた人は、体力を次第に回復させ、それを継続していけば、若いころと変わらない運動能力を長く維持することができます。

 60代、70代、または80代になっても、40台以前の若さを維持できることは、決して夢ではないのです。

 

 
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